バカップル。 レイは体を重ねてから、毎日のようにソレを求めてくる。 同室をいい事に毎晩毎晩ヤられっぱなしは俺も我慢ができなくなった。 さすがに演習続きの日にそんなところで体力を使うなんて馬鹿らしすぎる。 優しくしてくれるならまだしも・・・・レイの場合はたちが悪いのだ。 「ふぅ・・・・・・」 シャワーを浴び終え、濡れた髪をタオルで拭きながら俺はベットの上に座った。 ほんのりと熱が高く、頬は赤るみがある。スッキリしたーと一息ついていた時。 ふいにレイが近づいてきた。・・・・・・またか。 そんな嫌な予感を感じながらレイの方へと視線を向ける。 「誘ってるのか?シン」 「・・・・・・・・」 そんなわけないだろ!!!!!! っと心の中は猛反発だ。しかしここでそんな反発を言うと上手く出し抜かれ結局は押し倒されてしまう。 経験済みの予測は、俺の学習能力に自信を持たせている。 「黙っているということは図星か?」 「な!!!!!」 そうきたか・・・!新たな難問にどう対処しようかとうろたえる。 なんで俺が毎晩毎晩こんな風に追いつめられなければならないのか。不満はたまりにたまっている。 レイだって明日は朝早いというのに、どこからそんな元気が湧いてくるのか。 その疑問は俺からすれば神秘にほど近い。 「動揺しなくてもいい。わかっている」 わかってないだろ!!!絶対!!! 心の叫びも空しく持っていたタオルは宙に浮き、床にぱさりと散った。 あぁ・・・・なんでこうなるのか。 どうせわかっていた現実だが、やはりおもしろくはない。 ここは意地でも声を出さない作戦に俺は出た。レイの思い通りにはさせたくない。 「っつ・・・・・・・・」 服を脱がされ、執拗に胸の突起を触るレイに負けじと歯をくいしばる。 「・・・・・シン。また何か変な考えでも起してるのか?」 異変に気づいたレイはすかさず指摘した。 「べ・・・つに」 「・・・・そうは思えないが」 そうレイは言うと、指で触れていた胸の突起をチュッと舐めた。 思わず背筋にゾクゾクっと快感が走る。だがこれくらいでは俺も負けない。 今日は絶対にレイに声を上げないと、堅く決心をしているのだ。 「・・・・・・・・いつまでもつかな?」 レイは含み笑いを浮かべると、起ち上がってきた俺自身を掴んだ。 「ふっ・・・!!!!」 鋭い刺激にまたも声を張り上げそうになる。寸前のところで声は押さえた。 だがレイも負けてはいない。念入りにソレを愛撫すると、口の中に含んだ。 いきなり生暖かい感触を感じ奮いあがる。 う・・・・ヤバイ。そんな事が頭をよぎったかなんとか俺の頑固な意志が必死に繋ぎとめている。 ちゅく だがレイは必要以上に濡れた音を引き立てて、耳までもを攻撃する。 ・・・・・くっそぉー。負けない・・・! 「ふっ・・・・うっ・・・・・はぁ・・・・」 だけど、やっぱりどんどん頂点へと追いつめられると少しの声が漏れ始める。 イ、イっちゃう・・・・! そう思った瞬間、突然愛撫は止まってしまった。 いきなり無くなってしまった喪失感ともどかしい気分で思わずレイをみる。 「シンがそうでるなら俺にも考えがある」 何する気だよ!?そんな不安にかられ思わず恐怖心が芽生える。 そんな俺を横目にレイの細くて長い指は先走りで濡れてすっかり入りやすくなっているソコに侵入した。 ゾクリとくる感覚に思わずぎゅっと目を瞑る。 そんな事より・・・早くイかせてほしいと言うのに。 くちゃ ぐちゃ 次第に慣らされていき3本の指が内壁をつつく。 「んっ・・・・!!!!!」 思わず目を見開く。早くイきたくてイきたくてしょうがないのに。まだこんな曖昧な愛撫で焦らされて。 だんだんと固まっていた意志は忘れ去られていく。 「あ・・・レイ・・・焦らす・・・な!」 「どうしてほしい?」 そんな言い方ズルイ。こんな状態の俺にYesかNoかなんて判別する能力は残ってないとゆうのに。 わかっててわざとこういう事をしてくるレイがたまらなく憎いが、そんな事を思っている場合ではない。 早くこのもどかしくて、ジンジンと湧き上がるものをなんとかして欲しい。 「・・・・入れ・・てっ」 涙ながらにそう言うとレイは笑った。 そんな笑顔をみるともうどうでもよくなってしまう。いつもの俺のパターンだ。 ふいに、熱い塊が当てられたかと思うと、ぐっと一気にそれが挿入された。 後ろから思い切り入れられ思わず背中が反り返る。 「あぁぁぁっ!!!」 「やっと声が聞けたな・・・・」 ふっとレイは笑うと、一気に奥まで突き俺の前立腺を掠める。 もはやここで声を出さないなんて考えはない。 今はただこの湧き立つ刺激に酔いしれるだけ・・・・・ 「あっ!ああ!はぁ・・・んっ!!」 レイは慣れたように俺のイイ処を重点的に突くと段々と激しくなる。 パンっパンっと部屋に響く肌のぶつかる音と、濡れた音。 それだけで俺はもう達しそうで。 レイの動きも一際早くなった瞬間 「も・・・ダメ!イっちゃ・・・あぁぁ!あぁぁぁあ!!」 「くっ・・・・」 俺は白い液をとばし中でレイがはじける感覚がした。 イった後の気だるい気分の中、荒い息を整える。 そのまま、ボーっとしていると俺は瞼閉じそのまま寝入ってしまった。 翌朝、気がつけば鋭い腰の痛みと処理された自分の中の感じ。 思い出せばまた腹が立ってくるもので。 横で寝ている奇麗な顔に思いっきり枕をぶつける。 その衝動にさすがのレイを目を覚ました。 「・・・なんだ?シン・・・・」 寝起きのレイは何が起きたかまだ理解していない。 だいたい、焦らすなんて考えずるすぎるっ!人間的な本能を使うなんて卑怯だ! そんな思いをぶつけるかのように俺は寝ぼけ眼のレイに怒鳴った。 「もう1ヶ月は絶対ヤらないからな!!!!!!!」 「シン・・・・????」 レイは訳がわからないと言うような顔をして俺をみた。 「もし、一度でも俺に迫ったら絶対別れるからな!!」 そう言って、俺はベットから起き上がると、軍服にすばやく着替え唖然とするレイをよそに怒り任せに部屋を出た。 これぐらい強く言わなければ、レイには通じない。 またも鋭い腰の痛みを感じつつ、これからこの痛みと戦いながら演習を受けるのかと思うと気分は最悪だ。 一方、レイはというと一瞬のうちにおきた出来事に目をぱちぱちさせている。 それから昨夜のレイの様子を思い出すと、ハっと気づいた。 「シンはシンで楽しんでいるのだとばかり思っていたが・・・とんだ勘違いだったようだな・・・・」 と、一人呟いていた。 そんなシンの怒りも1日にしてしずまり、結局はまた同じ事の繰返しになるのだった。。。 |
なんか書き終えて後悔がふつふつと・・・・;今回は出来が悪かったです。 なんかもういろいろと矛盾点が・・・・;いつか直す時がきそうな作品です。苦笑。 2004 12.21 Rinko |